デジタルマーケティング手法9選とケーススタディ(3)

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デジタルマーケティングの手法9選とケーススタディ

メールマーケティング

メールマーケティングは、かつてのDMを利用したマーケティングに似た手法で、個人のメールアドレスにメールを送付しアプローチする方法です。

すでにメールアドレスを入手しているため、見込み客である可能性が高く、最もコンバージョンに近い手法の1つです。また、メール送付自体にコストはかからないため、ローコストで運用が可能です。

メールマーケティングを行う際には一律でメールマガジンのような内容を配信しても高い効果は期待できません。
メールマーケティングにはCRMを利用したマーケティングオートメーションは欠かせません。
詳細はマーケティングオートメーションにて解説します。

リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、すでにWebサイトを訪問したユーザーへ配信する広告です。

Webサイトを訪問してどの商品を閲覧したか、コンバージョンのどのステップで離脱したかなどの情報をCookieで取得します。
そのCookie情報でユーザーを「再び(re)追跡(targeting)(リターゲティング(re-targeting))し関連広告が配信されます。

一度離脱しているユーザーですが、過去に商品やサービスに関心を抱き、何らかの理由で離脱しているため、リターゲティング広告を効果的に活用すれば、再訪問・購入などのコンバージョン向上を期待できます。

また、離脱ユーザーのみならず、既存顧客に対してもリターゲティング広告を配信することで「リマーケティング」を行うことも可能です。

マーケティングオートメーション

「オートメーション」は「自動化」を意味し、「マーケティングオートメーション」は、マーケティングを自動化していくことです。

かつてのマーケティング手法では購買データのみを扱っていましたが、デジタルマーケティングにおいては顧客の購買データや位置データ・行動データなど膨大な情報量を扱います。

そのため、1人1人に個別にメッセージを発信することは手作業ではほぼ不可能でリソースがいくらあっても足りません。
そこで、規定のデータを分析し、「商品Aを買ったら商品Bをリコメンド」、「〇日間再購入がなければ休眠顧客のリスクがあるのでクーポンを発行」など、メッセージやコンテンツを自動化し、ユーザーによってコンテンツを出し分けていくことが必要です。

マーケティングオートメーションを導入するためには、CRMのプラットフォームが必要です。
顧客の連絡先情報や購買データなどをプラットフォームに蓄積し、マーケティングコンテンツを自動化します。また、デジタルマーケティングで利用する素材にもブランドストーリーと一貫したコンテンツを利用することに注意しましょう。

まとめ:デジタルマーケティングの着手はできるところから専門家のアドバイスも借りながら

この記事では、デジタルマーケティングの手法を解説しました。
前述のとおりデジタルマーケティングは手法が幅広く、何から着手すれば良いかわからないかもしれませんが、千里の道も一歩から、で、まずはWebサイトやSNSのアカウントのセットアップでオウンド/アーンドメディアを整備することをおすすめします。

これらが整備できてないとせっかく有料広告(ペイドメディア)を打ったとしてもその後のコンシューマージャニーニーが描けず最大限のリターンが得られず費用対効果が低くなってしまいます。

いきなりすべてを一気に立ち上げるとなし崩しになるため、例えば以下のように少しずつセットアップしていくのもよいでしょう。

Webサイト・SNSアカウントの立ち上げ・整理
→メールマーケティング・SEO対策・ブログ(コンテンツマーケティング)・SNSコンテンツ発信・動画
→有料広告・リターゲティング→マーケティングオートメーション

また、すべてを内製でまかなうのも時間を要するので、はじめは外注ではじめ、少しずつノウハウをためながら内製化していくこともおすすめです。

一つ一つ、できるところからデジタルマーケティングの「千里の道」の一歩を踏み出していきましょう。

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